独高級スポーツカーメーカーのポルシェが1月29日発表した2009/10年度8-1月期（上半期）の販売台数（速報値）は3万3,200台にとどまり、前年同期から3.1％減少した。11月までの4カ月は前年同期比25％減の大幅低迷が続いていたものの、12月に入り回復に転じそれまでの不調をほぼ相殺した。売上高は3.3％減の29億ユーロの見通し。
\モデル別販売台数は、昨年9月（地域によっては12月）に市場投入した新型「パナメーラ」が8,200台に達し、好調な滑り出しを見せた。また、「ボクスター」「ケイマン」も好調で、両モデルの合計販売は14％増の4,500台に達した。一方、「カイエン」は22％減の1万3,100台、「911」は45％減の7,400台と大きく落ち込んだ。
\地域別では北米市場で低迷が続いており、16％減の1万1,000台に落ち込んだ。欧州も前年同期を下回ったものの、回復傾向が現れており6％減と小幅の落ち込みにとどまった。アジアなどその他の地域の販売は好調で、18％増の1万2,000台に拡大した。
\
