スウェーデンの自動車部品大手オートリブが1月29日発表した2009年10-12月期決算は、最終利益が6,130万米ドルとなり、前年同期の3,840万ドルの赤字から黒字に復帰した。新車販売の回復に伴う売上の拡大と、リストラによるコスト削減が寄与した。
\売上高は前年同期比40％増の16億7,500万ドル。地域別で見ると、主力の欧州が44％増の7億6,200万ドル、北米が21％増の4億2,100万ドル、日本が5％増の1億8,200万ドル、その他の地域も116％増の3億1,000万ドルと好調だった。製品別では、エアバッグ（ステアリング・ホイール、電子制御ユニットを含む）が40％増の10億9,900万ドル、シートベルト（シートサブシステムを含む）が41％増の5億7,600万ドルだった。
\市場調査会社CSMによると、ライトビークル（乗用車と車両総重量 3.5トン以下の小型商用車）の世界生産は10年1-3月期に前年同期から35％、10年通期では11％伸びる見通し。オートリブでは自動車生産の拡大と為替効果により1-3月期は前年同期比70％、10年通期で前年比15～20％の増収がそれぞれ見込めるとしている。
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