ロシアの商用車大手カマズは1日、今年2月のトラック生産が前年同月比30％増の2,102台に上ったと発表した。前月比でも18％増の水準。同社は「国内大型商用車市場の本格回復は今年下期から」としているが、同市場のシェアを前年の56.5％から今年は60％まで伸ばす目標を掲げている。
\2月のエンジン生産は前年同月比3％増の2,425台。ディーラーやサービスセンターなどに卸した部品の取引額は22％増の6億3,700万ルーブルだった。同社は車両重量14トン以上の国内商用車販売は今年、前年比5.4％増の3,900台と見込む。（1RUB＝3.0JPY）
\ \■ インドで生産開始
\ \カマズは2月25日、インドの商用車メーカーVectraと同国南部ホスールに開設した合弁工場を稼働させた。同工場では「カマズ6540」をベースとしたダンプカーやけん引車「カマズ5460」などを生産する。生産台数は今年1,000台、将来的には年7,500台まで拡大する見通し。
\カマズとVectraは昨年3月、工場を運営する合弁会社を設立することで合意していた。合弁会社の出資比率はカマズが51％で、1,600万米ドルを投資した。同社はインドのほか、カザフスタン、ウクライナ、イラン、ベトナム、パキスタンで組み立て生産を行っている。
\
