独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは1日、テレマティクス向けのプラットフォーム開発で米半導体大手のインテルと提携すると発表した。車載端末メーカーに関係なく使用できるオープンなプラットフォームアプリケーション(ソフト)と車載機器(ハード)を開発する。まず公共バス向けに開発を進め、2011年をめどに市場投入する計画だ。
\「オープンマティクス」と名付けられたシステムは、車載用オンボードコンピューターとウェブベースのアプリケーションソフトから成る。オンボードコンピューターにはインテルのAtomプロセッサーを搭載し、UMTS(3G)、GPRS(2.5G)、無線LANの移動通信網を通してリアルタイムでウェブサーバーにアクセスし、現在地や運行状況、車両の状況などのデータをやりとりする。また、オープンなプラットフォームにすることによって、いわゆるサードパーティが開発したアプリケーションも利用できるようにする。
\ZFとインテルは年内にプロトタイプを完成させ、テスト運用を開始する。また、ウェブベースアプリケーションの構築とオンラインのアプリ販売サイト開設に向けて準備を進めるとしている。
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