伊フィアット・グループのセルジオ・マルキオンネ最高経営責任者（CEO）は3日、グループからの分離（スピンオフ）が取りざたされている乗用車部門のフィアット・グループ・オートモビルズ（FGA）について、4月21日に開かれる経営方針説明会で結論を明らかにすると述べた。
\FGAは現在、フィアット、ランチア、アルファロメオ、アバルト、フィアット・プロフェッショナル（小型商用車）の5ブランドを傘下に持つ。フィアットは昨年、FGAを分社化し米ゼネラル・モーターズ（GM）の欧州部門と合併させる構想を発表した。この構想は結局実現しなかったが、FGAのスピンオフ問題は現在までくすぶり続けている。マルキオンネCEOはFGAの分社化は「解決すべき問題の一つ」と認めた上で、結論については「4月21日に明らかにする」と述べ明言を避けた。
\経営方針説明会では、フィアットが20％を出資する米クライスラーとの共同開発車も発表される予定。この新型車は、アルファロメオが先ごろジュネーブモーターショーで発表した新型ハッチバック車「ジュリエッタ」と共通の車台を採用したセダンという。
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