仏複合企業のボロレ・グループは、伊コーチビルダーのピニンファリーナと共同開発した電気自動車(EV)「ブルーカー」を今秋にも発売する予定だ。5日付けのロイター通信が、バンサン・ボロレ社長兼最高経営責任者(CEO)の話として伝えた。
\ボロレとピニンファリーナは08年に折半出資でEVの合弁会社を設立することで合意。昨年3月のジュネーブモーターショーでブルーカーを発表した。同車は、ボロレが開発した高密度・大容量のリチウムメタルポリマー(LMP)電池を搭載しており、航続距離は5時間のフル充電で最大250キロメートルに達する。ボディにはソーラーパネルを装備し、走行中も充電できるように配慮している。
\ボロレ・グループは先ごろ、フランスでLMPバッテリー工場を2カ所稼動させた。ボロレCEOによると、各工場の生産能力は2013年までに容量30キロワット時のバッテリーで年1万5,000個に達する予定だ。
\一方、ピニンファリーナのシルビオ・ピエトロ・アンゴリ最高経営責任者(CEO)は2日、2011年にEVを2,000台納車する計画であることを明らかにしている。
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