カナダの自動車部品大手リナマーのハンガリー子会社が1日発表した2009年決算（速報値）は、売上高が前年比27.9％減の229億フォリント、営業利益が73.7％減の4億5,100万フォリントで、経済危機の直撃を受けて大幅な減収減益となった。純利益は53.6％減の3億3,000万フォリントだった。
\部門別売上高は、同社の売上の約6割を占める自動車部品・精密機械が前年比22.4％減の137億2,000万フォリントで、このうち国外売上高は18.4％減の105億6,100万フォリント、国内売上高は31％減の31億5,900万フォリントだった。一方、農機・一般機械は34.7％減の91億8,000万フォリント。国外売上高が38.2％減の81億8,600万フォリントと激減した一方、国内売上高は21％増の9億9,400万フォリントと好調だった。売上高に占める営業経費率は前年の89％から91.4％に上昇したが、減収に加えて自動車部品の新プロジェクトを立ち上げたことなどが大幅減益の理由という。
\09年10-12月期は、売上高が前年同期比33％減の43億2,000万フォリントと縮小し、粗利ベースで赤字に転落。純損益も5億2,500万フォリントの赤字となった。（1HUF＝0.45JPY）
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