欧州自動車工業会（ACEA）が16日発表したEU（マルタ、キプロスを除く25カ国）の2月の新車販売（登録）台数は97万4,346台となり、前年同月から3％増加した。新車買い替え奨励策を導入している英国、フランスなどが好調を維持している。ただ、同措置が終了したドイツが大幅減となっており、全体の伸び幅は前月の12％を大きく下回った。
\主要市場ではスペインが47％増となったほか、英、イタリアが20％台、フランスが10％を超える伸びを記録した。ドイツは29％減と大幅に落ち込んだ。
\メーカー別の販売動向をみると、最大手の独フォルクスワーゲン（VW）は本国市場の冷え込みにより2.2％減と苦戦。これに対して仏ルノーが29.9％増、PSAが18.0％増と好調。米フォードと伊フィアットも販売を伸ばした。
\日本車は最大手のトヨタが20.7％減となり、前月の10％増から急激に悪化。一部車種のリコール問題が大きく影響したとみられる。このほか、スズキ、ホンダなども減少し、日産だけが30.9％増と健闘した。
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