独自動車工業会（VDA）が7日発表した2010年4月の国内商用車新車登録は2万3,690台となり、前年同月に比べ10％増加した。6トン以下の軽商用車が19％増の1万7,440台と好調だった。6トン超の大型トラックは8％減の5,820台にとどまったものの、減少幅は年初に比べ縮小傾向にある。バスは19％減の430台だった。
\輸出も好調で、4月は79％増の1万7,200台に急伸。国外でも6トン以下の軽商用車の需要が高く、98％増の1万2,800台と大きく伸びた。6トン超のトラックも48％増の4,000台と好調だった。バスは8％減の400台にとどまった。
\VDAによると、国外からの受注は好調で、4月は前年同月を約60％上回った。このため輸出は今後も伸びる見通し。国内受注も6トン超のトラックが4～6月の累計で前年同期を45％上回るなど回復基調にある。VDAのマティアス・ヴィスマン会長は、受注の大幅な回復は前年実績が大きく落ち込んだ反動と指摘しながらも、見通しは明らかに改善しているとの見解を示した。
\内外の受注好調を受けて、4月の国内生産台数は78％増の2万7,090台に拡大した。6トン以下が82％増の1万8,790台、6トン超が83％増の7,790台にそれぞれ伸びた一方、バスは15％減の510台に低迷した。
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