仏自動車部品大手のフォルシアは、今年上期が前年同期比で30％以上の増収となる見通しだ。デラブリエール会長兼最高経営責任者（CEO）が5月26日に開催された年次株主総会で明らかにした。
\フォルシアが先月発表した今年1-3月期決算は、売上高が前年同期比59.5％増の32億200万ユーロに拡大。同社は好調な決算を受けて、上期の増収見通しを28～30％に上方修正した。デラブリエール会長兼CEOはこの見通しを改めて確認する一方で、下期については、「欧州各国で新車買い換え補助制度の終了による影響を見極める必要がある」と慎重な姿勢を見せ、今後は新車市場が回復に向かう北米や、ダイナミックな成長を遂げる新興国での事業拡大に力を入れていく方針を示した。
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