独自動車部品大手のロバート・ボッシュがフランスのヴェニシュ工場を閉鎖する可能性が濃厚となっている。同工場で生産しているディーゼルエンジン用のユニットインジェクター燃料噴射システムの新規需要がないことや、新たに生産ラインに加える製品も見つかっていないことから、2012年に閉鎖に追い込まれる公算が高いという。独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。
\ディーゼルエンジン用の燃料噴射システムは、コモンレール式の採用が増える一方、ユニットインジェクターの需要は減少している。ヴェニシュ工場では従業員約600人が勤務、製品は主にPSA向けに供給している。
\同紙によると、ボッシュは経済危機を受けて工場の閉鎖や売却を相次いで決めており、英カーディフ工場(従業員数:約900人)も2011年に閉鎖となる。
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