オランダのスポーツ車メーカー、スパイカー・カーズのミュラー最高経営責任者（CEO）は、米ゼネラルモーターズ（GM）から買収したスウェーデンの高級車ブランド、サーブが中国で生産を行う可能性があると述べた。6月25日付けの『オートモーティブ・ニューズ・ヨーロッパ』紙が伝えた。
\ミュラーCEOは、「3年以内に中国でのサーブの販売台数を1万台に拡大することを目指している」と述べた上で、販売台数が1万台に達した場合には、現地生産に向けて地元の自動車メーカーと交渉を開始する方針であることを明らかにした。
\スパイカーは1月、昨年2月に経営破たんしたサーブを7,400万米ドルで買収することでGMと合意。2月に同ブランドの買収手続きを完了した。ミュラーCEOは、今後2年間で新型セダン「9-5」、スポーツワゴン「9-3X」、クロスオーバー「9-4X」といった新型車を投入する予定で、サーブの年間販売台数が2012年に12万5,000台に達する可能性もあるとの見方を示した。
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