フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズが6日発表した2010年4-6月期決算は、営業利益が6,090万ユーロとなり、前年同期の2,030万ユーロから3倍に拡大した。世界的な自動車市場の回復と、コスト削減策が寄与した。
\売上高は前年同期比36.2％増の2億6,040万ユーロだった。部門別売上高は、主力の乗用車向けタイヤが40.7％増の1億7,950万ユーロ、重機用タイヤが99.6％増の2,030万ユーロ、トラック用タイヤが66.7％増の1,590万ユーロ。小売部門のVianorは10.6％増の7,870万ユーロだった。また、地域別の売上成長は北欧が26.3％、ロシア・独立国家共同体（CIS）が118.5％、中東欧が45.9％となった一方、北米は10.7％の売上減となった。
\ノキアンタイヤズは、世界的な景気回復に伴い乗用車タイヤ、トラック用タイヤともに需要は増加していると指摘。2010年通期では増収増益が見込めるとの当初見通しを堅持した。
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