スペインのカタルーニャ自治州政府は2日、中国の奇瑞汽車と工場の建設について協議していくことで合意したと発表した。現地メディアによると、新工場は2015年までに稼動を開始し、製品は地中海沿岸諸国に出荷する。投資額は10億ユーロで、直接・間接合わせて最大1万3,000人の雇用創出効果が見込まれる。実現すれば奇瑞にとって初の欧州生産拠点となる。
\自動車生産は、カタルーニャの州内総生産の7.5％を占める重要産業。日産自動車やフォルクスワーゲングループのセアトが工場を構え、11万人を雇用している。
\一方、スペインのサルガド経済・財務相は同日、同国政府が三菱商事と電気自動車（EV）用の部品工場の建設で交渉していることを明らかにした。
\進出予定地は北西部のビゴ。現地紙の報道によると、投資総額は4億ユーロで、雇用規模で1,500人を見込んでいる。 三菱商事と三菱自動車は、ジーエス・ユアサコーポレーションと合弁で、EV向けリチウムイオンバッテリーの開発と生産を行っている。
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