独自動車大手のダイムラーは10月28日、通期の営業利益（EBIT）予想をこれまでの60億ユーロから70億ユーロに上方修正した。業績好調を受けた措置で、同日発表した2010年第3四半期（7～9月）の売上高は251億ユーロとなり、前年同期に比べ30％拡大した。主力の乗用車部門の中国と米国販売が好調だった。営業利益（EBIT）は24億1,800万ユーロとなり、前年同期の4億7,000万ユーロから5倍以上に拡大。最終利益で前年同期の5,600万ユーロを大幅に上回る16億1,000万ユーロを確保した。同社では第4四半期も好調が続くと見込んでいる。
\第3四半期のダイムラーグループの販売台数は23％増の47万5,100台に拡大した。うち、乗用車は17％増の31万7,500台。トラックも43.4％増の9万4,800台に大きく伸びた。バンは33.9％増の5万3,000台、バス（車台も含む）も9％増の9,100台となり、すべての部門で販売を伸ばした。
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