独フォルクスワーゲン（VW）傘下の高級車メーカー、アウディは3日、ベルギー・ブリュッセル工場の累計生産が700万台を突破したと発表した。1949年の工場開設から61年で達成した。記念となる700万台目は、1カ月前にパリオートサロンで世界初公開されたばかりの新モデル「A1 1.4 TFSI」となった。
\ブリュッセル工場はフォルクスワーゲン（VW）の「ビートル」の受託生産からスタート。1954年から20年間でビートルを110万台生産した。1970年にはVWが同工場を買収して設備を近代化し、2006年までに650万台を生産した。
\同工場は07年のリストラを機に、VWからアウディに移管された。アウディは07年からこれまでに3億ユーロ以上を投資して工場を近代化し、今年5月からは小型車「A1」を生産している。
\環境意識の高まりを追い風にA1の販売は好調に推移している。アウディのドレヴェス取締役（生産担当）は、同工場に今後数年以内に2億7,000万ユーロを投資して生産能力（現行の日産能力は約500台）を拡大し、11年のAIの生産規模を20％引き上げる方針を示した。
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