欧州自動車工業会（ACEA）は17日、2010年11月の欧州連合（EU）の商用車新規登録が16万495台となり、前年同月に比べ16.3％増加したと発表した。バスを除いた全てのカテゴリーで前年実績を上回り、特に中・大型トラックは大幅な2ケタ増を確保した。1～11月の累計は161万3,600台となり、前年同期を7.5％上回った。
\11月の登録台数をカテゴリー別に見ると、3.5トン以下の小型商用車は11.6％増の13万2,670台。ドイツ、英国、フランス、スペイン、イタリアの主要5カ国でいずれも販売が伸びた。
\3.5トン超の中・大型トラックは55.0％増の2万5,002台。イタリアが1.0％減に後退したものの、スペイン（33.7％増）、フランス（39.6％増）、ドイツ（73.1％増）、英国（79.6％増）が大幅に伸びた。中東欧諸国ではポーランドが75.1％増と好調だった。16トン超の大型トラックは69.8％増の1万7,807台と大幅な伸びを示した。イタリアが5.5％減に落ち込んだものの、英国は152.2％増、ドイツも82.0％に急伸。フランス（49.6％増）とスペイン（47.4％増）も好調だった。
\バスは4.7％減の2,823台。イタリア（60.2％増）とスペイン（68.5％増）が大幅2ケタ増となったものの、英国（19.1％減）とフランス（19.3％減）の落ち込みを補うことができなかった。最も販売が多かったドイツは1.3％増の614台だった。
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