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2010/12/27

総合 – 自動車産業ニュース

軽商用車のCO2排出量、20年までに147グラム以下に=EU環境相会議

この記事の要約

欧州連合(EU)の環境相は20日開いた閣僚会議で、重量が3.5トン以下の軽商用車を対象に走行1km当たりのCO2排出量を2020年から平均147グラムに引き下げる法案を了承した。現在のCO2排出量は平均200グラム。目標 […]

欧州連合(EU)の環境相は20日開いた閣僚会議で、重量が3.5トン以下の軽商用車を対象に走行1km当たりのCO2排出量を2020年から平均147グラムに引き下げる法案を了承した。現在のCO2排出量は平均200グラム。目標を達成できないメーカーは罰金が科せられる。同法案は2011年初めに欧州議会が採決する。

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EUの欧州委員会は当初、CO2排出量を2020年から135グラムに削減することを提案していたが、ドイツやフランス、イタリアの反対を受けて規制値を緩和した格好。ドイツではダイムラーとフォルクスワーゲン、フランスではルノー、イタリアではフィアットが主に軽商用車を生産している。

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EU環境相が了承した法案は、EU域内で販売される新車を対象としたもので、2014年から段階的にCO2排出量を引き下げる内容。中期目標として2017年に175グラム以下(ディーゼル燃料で約6.7リットル/km)に設定し、2020年には147グラム以下(同約5.6リットル/km)とする。

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