ドイツ連邦陸運局（KBA）が4日発表した同国の2010年12月の乗用車新車登録は23万371台となり、前年同月に比べ6.9％増加した。1～12月の通期では291万6,260台となり、前年比で23.4％減少した。2008年比では5.7％減にとどまった。
\通期の新車登録をカテゴリー別に見ると、スポーツカーが前年比22.1％増、オフロード車も20.6％増となるなど大型車の販売が好調だった。ボディーカラー別では、ホワイト（市場シェア：11.5％）とブラウン（同3.6％）が人気だった。
\二酸化炭素（CO2）排出量は平均で151.7グラム／km。欧州連合（EU）の排ガス基準「ユーロ5」を満たした車両は全体の69.7％だった。同基準はEU域内で販売される全ての新車を対象に2011年1月1日から遵守が義務付けられる。
\メーカー別の販売実績をみると、ランドローバー（30.6％増）、ジャガー（8.8％増）、ポルシェ（6.0％増）、BMW／MINI（3.4％増）など、高級車やスポーツカーメーカーが好調だった。一方、国内最大手のフォルクスワーゲン（VW）は23.8％減。オペル（31.0％減）、フォード（31.8％減）、フィアット（52.3％減）、ルノー／ダチア（32.0％減）、シュコダ（30.7％）など大衆車メーカーは振るわなかった。
\日本勢は、日産／インフィニティが7.7％減。他の日本メーカーはいずれも前年実績に比べ2ケタの減少となった。
\
