独高級車メーカーのアウディはハンガリー工場の生産能力を大幅に増強する可能性を視野に入れているもようだ。同国の地方環境当局のウェブサイトで公開された資料によると、アウディは2013年計画に続く第2次の投資計画（2017～18年）として生産規模を年最大33万9,264台（1日当たり1,000台）に拡大する可能性があるという。25日付の『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ（ANE）』紙（電子版）が報じた。
\アウディは昨年、同国のジュール工場に9億ユーロを投じ、2013年から生産能力を12万5,000台に引き上げる計画を発表した。ANE紙によると同社の広報担当者は問い合わせに対し、長期戦略として生産能力を2013年の1日当たり500台からさらに拡大する可能性はある、と説明したものの、当局の資料については、「技術的に可能な最大生産能力」と述べるにとどめ、具体的な計画の有無についてはコメントを控えた。
\当局の資料によると、アウディの投資計画が実現し、同工場がフル稼働体制に入ると、部品メーカーなどの間接雇用も含め最大1万5,000人の雇用創出が期待できる。
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