独技術検査サービス大手のデクラは3月31日、中国・上海に建設していたアジア事業本部の開所式を行った。中国などアジア市場における製品検査・認証、自動車、産業設備検査の4事業を統括する。高成長が見込める中国、同国の特に輸出企業を主な顧客ターゲットに、同国から世界に輸出される製品の安全性と品質改善に貢献したい考えだ。
\新センターは上海市中心部のハイテク工業団地内に開設された。建物の総床面積は5,000平方メートルで、このうち試験・検査施設が3,000平方メートルを占める。中国内でも最新の設備を導入した試験場では電気安全性、環境シミュレーションテストなど総合的な検査を行うことができる。センターには国内5カ所にある同社の試験・認証検査施設からの技術スタッフを含めた110人が勤務する。検査対象の重点は家庭用電動器具・手動器具、消費財、電池、照明、電動工具、ケーブル、コネクターなどの電気部品や機械などとなっている。
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