独技術監査大手のデクラは、産業機械検査とコンサルティング事業を強化するため、企業買収を計画している。同社のシュテファン・ケルブル社長がこのほど、dpa通信とのインタビューの中で明らかにした。
\ケルブル社長は、◇高収益化◇国際事業の強化◇2015年までに売上高で30億ユーロとすることを目標として挙げた。国際化では、中国などのアジア、北米・南米の3地域を中心に事業を強化していくとした。
\目標を達成するためには、産業部門とコンサルティング部門の強化が不可欠とし、総売上に占める割合を2015年までにそれぞれ現在の26％から32％、18％から22％に引き上げる方針を示した。これにより、現在売上高の56％を占める自動車車検サービス部門は46％とする。また、東欧やアジアなど国外事業の強化で、国内の売上比率も、現在の67％から55％にすることを計画している。
\ここ数年の成長率約10％は維持するとし、5％を内部成長で、5%を企業買収により達成する方針を示した。企業買収については、毎年5,000万～1億ユーロを投資する計画で、資金は独自で捻出できるとしている。
\2010年は売上高で18億4,000万ユーロ（暫定値）、税引前営業利益で1億200万ユーロ（同）を計上した。5月に最終決算と事業計画書を発表する予定。
\
