英自動車工業会（SMMT）が21日発表した2011年3月の国内自動車生産統計によると、乗用車の生産台数は前年同月比14.8％増の13万5,052台に拡大した。内訳は輸出が28.5％増の10万9,747台、国内向けは21.5％減の2万5,305台だった。
\一方、3月の商用車生産は6.0％減の1万2,267台に後退。内訳は輸出が9.2％減の8,054台、国内向けが0.9％増の4,213台にとどまった。
\また、2011年1～3月の累計では、乗用車生産が前同期比13.0％増の35万7,230台、商用車生産は同0.8％減の3万2,157台となった。
\SMMTのポール・エヴェリット会長は3月までの生産動向について、乗用車とエンジンで成長基調が続いていると説明。今後の見通しについては、乗用車生産が8カ月連続で前年実績を上回り、国外需要も堅調なことから、長期的に安定した成長が見込めるとの見解を示した。ただし、日本の大震災の影響で英国工場でも減産の動きがあるため、短期的には生産が減少するとの見通しを示した。
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