フランス自動車工業会（CCFA）が2日発表した同国の2011年4月の乗用車新車登録は、16万9,451台となり、前年同月に比べ11.2％減少した。大幅な後退は、政府による新車への買い替え支援制度が終了したことが主因。同制度は昨年12月に終了したが、同制度を利用した新車登録は今年3月まで認められていた。このため、1～3月の累計では前年同期比4.0％増の81万6,907台と前年を上回った。
\4月の登録をメーカー別に見ると、PSAグループは21.1％減の4万9,934台、ルノーグループも19.1％減の4万1,483台となり、助成制度で販売が伸びていた反動で大幅に減少した。
\これに対し、国外メーカーは全体で2.1％増の7万8,025台に拡大した。ただ、独フォルクスワーゲンが5.1％増の2万2,572台と前年実績を上回った一方、フィアットが17.1％減の6,220台に落ち込むなど、ばらつきもあった。日本メーカーは、トヨタグループが27.4％増の6,416台、日産グループも25.6％増の5,527台と好調だった。
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