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2011/5/6

総合 – 自動車産業ニュース

スペイン乗用車新車登録、2011年4月は23.3%減

この記事の要約

スペイン自動車工業会(ANFAC)が3日発表した同国の2011年4月の乗用車新車登録は7万1,808台となり、前年同月に比べ23.3%減少した。政府による新車への買い替え奨励金制度が終了したことに加え、景気低迷による消費 […]

スペイン自動車工業会(ANFAC)が3日発表した同国の2011年4月の乗用車新車登録は7万1,808台となり、前年同月に比べ23.3%減少した。政府による新車への買い替え奨励金制度が終了したことに加え、景気低迷による消費意欲の減退が影響した。1~4月の累計では前年同期比26.3%減の27万9,960台に落ち込んだ。

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同国では昨年7月に政府の助成制度が終了したうえ、同月1日から付加価値税(VAT、日本の消費税に相当)が引き上げられたことも販売低迷に追い打ちをかけた。2011年1~3月期の失業率は20%を超え、欧州でも最も高い水準に達している。

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不動産バブルの崩壊により、同国の乗用車新車登録は2008年に28%減、2009年も17.9%減と2ケタの減少が続いていた。スペイン政府はこれを受けて、2009年5月に新車購入に最大2,000ユーロを助成する奨励制度を導入した。同制度が奏功し、2010年の乗用車新車登録は3.1%増の98万2,015台に回復していたが、奨励制度が終了した後は、再び2ケタ減が続いている。

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