産業向けプロジェクト管理ソリューションを開発する独ピーク・ソリューション（ニュルンベルク）は2日、フォルクスワーゲングループ（VW）向けに試験計画・データ管理ソリューション「ATUS 4.0」を開発したと発表した。同システムによって、試験プロセスの透明性が高められるとしている。
\ATUSは、性能試験の計画から実施・評価までのプロセスをサポートするもので、どの工程でどのような検査をどのような基準で行うかを指示するため、試験プロセスを標準化できるメリットがある。これまでに約450社が同システムを導入しているという。
\VW向けに開発したATUS 4.0は、VWのインゴルシュタット、ヴォルフスブルク、ネッカーズルム工場に投入され、台上試験装置での排ガス・長距離連続走行試験データの解析などに活用される。
\同システムでは、ソリューションウィザードによって、試験する車両モデルの特性や試験の進め方、試験条件（気温、タイヤ圧、ライトなど）などをステップ・バイ・ステップで設定することができる。また、システムには適切性チェック機能が付いており、不適切な（あるいはかみ合わない）設定があると自動的に検知するようになっている。
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