独高級車メーカーのアウディは10日、2シートの超軽量シティーカー「アーバン・コンセプト」のスケッチ画を公開した。同スタディモデルは9月に開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)で披露する。
\同モデルは、電気モーター2基とリチウムイオン電池を搭載する電気自動車。アウディによると、「軽量」「効率」「削減」を追求し、「レーシングカー、ファン・カー、シティーカーの要素をラジカルに組み合わせた新たなコンセプト」を体現しているという。
\この結果、フレームを持たず車体が外力に対応する単体構造車体(モノコック・ボディ)を採用、炭素繊維複合材料(CFRP)を使っている。
\シートは前後に少しずらして並んでおり、ベース部分はシャーシに組み込まれている。21インチのタイヤはレーシングカーのように独立懸架システムを採用。タイヤ・フェンダーの縁にLED照明を装備している。
\独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、同モデルの車体重量は500キログラム以下で、航続距離は50~60キロメートル。量産化も視野に入れているという。これに対し、競合の独BMWが2013年に発売を予定する電気自動車「i3」の重量は1,250キログラムで、航続距離は最大160キロメートル。
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