ドイツテレコムがドイツのフリードリヒスハーフェン市と共同で実施している情報通信技術（ICT）を生活の質向上に生かすことを目指したプロジェクト。2007年から実施していた5年間のプロジェクトは昨年末で終了したが、昨年12月、さらに3年間延長することを決めた。
\延長に伴い、同プロジェクトでは「エネルギー」「健康」「自動車」のインテリジェンスなネットワーク構築を新たな重点課題に掲げている。
\ \2007年からの第1段階では、スマートメーター（次世代電力計）を約1,600世帯に導入するなど、40件を超えるプロジェクトが実施された。
\今年からは、スマートメーターを活用し、再生可能エネルギーの余剰電力を電気自動車に充電供給する一方、電力需要の高い時には電気自動車に充電した電力を送電網に送り込むようにすることを計画している。
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「自動車」分野ではこのほか、レンタカーやカーシェアリングサービスの事業者と協力し、スマートフォンから車両を予約できるようにして利便性を高める計画。同サービスの利用により、公共交通機関との連携も円滑になる。
\ \「健康」分野では、医師をネットワークでつなぎ、ビデオ会議を開いたり、他の医師からセカンドオピニオンを得られるような環境を整備する計画。また、高齢者がタブレット型コンピューターを使い、食事や医薬品、家事代行サービスなどを予約できるようにし、高齢者の自立した生活をサポートするプロジェクトも計画している。
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