ドイツの自動車エンジニアリング会社H2O e-Mobileが開発した電気自動車。フランスの超小型車メーカーであるマイクロカーの2人乗りモデル「M.Go」をベースとしている。同モデルは、ドイツ連邦交通・建設・都市開発省（BMVBS）の支援を受けてブレーメン／オルデンブルク地域で実施されているエレクトロモビリティーのプロジェクトに15台が投入されている。また、H2O e-Mobileは同モデルのレンタルサービスも行っている。
\H2O e-Mobileは将来、電気自動車の開発を続けるとともに、燃料電池をレンジエクステンダーとして搭載したモデルの開発も視野に入れている。
\ \elano「1.Go」は2シートで、電気モーターとリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載する。連続出力8kW／最大出力15kW、最大トルクは45Nm。1回のフル充電による航続距離は約100キロメートルで、最高速度は時速85キロメートルに電気的に制御されている。
\充電池容量は10kWh。230ボルトの家庭用電源から約6時間でフル充電できる。走行100キロメートル当たりの電力消費量は10kwh。サイズは車長3,026mm／幅1,506mm／高さ1,553mmとなっている。ホイールベースは2,020mm。空車重量は600kgで、総重量は最高780kgまで（空車重量600kg＋最大180kg）となっている。
\ \H2O e-Mobileは、2006年から燃料電池車の開発プロジェクトで協力関係にあったオッテ・エンジニアリングとプラネットの2社の創業者であるハンスヘルマン・オッテ氏とロバート・シュタインベルガー・ウィルケンス氏が2009年5月に新会社として設立した。
\当初は燃料電池車の開発で協力関係にあったが、ハイブリッド車、電気自動車の開発まで協力の幅が広がり、独立した会社を新たに立ち上げるに至ったという。
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