2010/5/31

欧州ビジネスウオッチ

スペイン4貯蓄銀、統合で合意

この記事の要約

スペインの4貯蓄銀行が25日、経営統合することで合意したと発表した。統合するのはカハスール、カハ・デ・アオロス・デ・メディテラネオ、カハ・デ・エクストレマドゥラ、カハ・カンタブリアの4地方貯蓄銀。 4行の総資産は1,35 […]

スペインの4貯蓄銀行が25日、経営統合することで合意したと発表した。統合するのはカハスール、カハ・デ・アオロス・デ・メディテラネオ、カハ・デ・エクストレマドゥラ、カハ・カンタブリアの4地方貯蓄銀。 4行の総資産は1,350億ユーロに達し、スペイン

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5位の銀行グループとなる。

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スペインに45ある貯蓄銀行は、不動産関連に巨額の貸し付けを行ったことから、不動産バブルの崩壊で大きな打撃を受け、その多くが経営難に直面している。統合する4行のうち、特に経営が厳しかったカハスールは、打開策として模索していた他の貯蓄銀との合併が破談に終わったため、22日にスペイン中央銀行が管理下に置き、公的資金注入による救済を決めたばかり。4行は統合によって支払い能力を増強し、経営不安の解消を図る。

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統合で誕生する新銀行の出資比率はカハスール、カハ・デ・アオロス・デ・メディテラネオが各40%、カハ・デ・エクストレマドゥラが11%、カハ・カンタブリアが9%となる。

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