欧州中央銀行（ECB）は17日、前週（10～14日）のユーロ圏国債の買い取り額が総額23億1,300万ユーロに達したことを明らかにした。前の週（3～7日）の1億1,300万ユーロを大きく上回り、1週間の買い取り額としては12月中旬の約27億ユーロに次ぐ高水準となった。
\ECBはユーロ圏の金融市場がギリシャ危機で大きく揺れていた5月から、機能不全に陥った市場での流動性を確保するため、ユーロ圏の財政不安がある国の国債買い取りを開始している。
\前週の買い取り額が急増したのは、信用不安がくすぶっているポルトガルの長期国債発行入札を支援するため、その直前に民間銀行が保有するポルトガル国債を大量に買い付けたのが最大の要因とみられる。
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