2011/4/11

競争法

デュポンのダニスコ買収が承認

この記事の要約

米化学大手デュポンは5日、デンマークの食品添加物・バイオ企業であるダニスコを買収する計画が欧州委員会の承認を得たと発表した。デュポンは1月、ダニスコを総額58億ドルで買収することで合意していた。\ 同買収は関連国で、中国 […]

米化学大手デュポンは5日、デンマークの食品添加物・バイオ企業であるダニスコを買収する計画が欧州委員会の承認を得たと発表した。デュポンは1月、ダニスコを総額58億ドルで買収することで合意していた。

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同買収は関連国で、中国当局による承認を残すだけとなった。しかし、ダニスコの株主は1株あたり665クローネ(115ドル)という買収額を不満としており、株式公開買い付け(TOB)は難航している。これまでにデュポンが確保したダニスコ株式は発行済み株式の6%にとどまっている。

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経営の多角化を図っているデュポンは、食品添加物のほか酵素を使ったバイオ燃料の開発なども手がけるダニスコの買収により収益基盤を拡大したい考えだが、買収実現は微妙な情勢だ。

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