2012/2/27

競争法

ビベンディのEMI買収、欧州委が審査開始

この記事の要約

欧州委員会は20日、仏メディア大手ビベンディが英音楽大手EMIグループのレコード部門を買収する計画の可否について、審査を開始したと発表した。3月23日までに初期審査を終え、買収の可否を判断する。初期審査で競争上の問題が浮 […]

欧州委員会は20日、仏メディア大手ビベンディが英音楽大手EMIグループのレコード部門を買収する計画の可否について、審査を開始したと発表した。3月23日までに初期審査を終え、買収の可否を判断する。初期審査で競争上の問題が浮上した場合は、本格的な調査を行って最終判断する。

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ビベンディは昨年11月、米金融大手シティグループ傘下のEMIグループをソニーと分割買収すると発表。同社はレコード部門、ソニーは楽曲の著作権を管理する音楽出版部門を取得する。レコード部門はビベンディ傘下のユニバーサル・ミュージック・グループに吸収される。

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同買収をめぐっては、欧州の独立系レコード会社の業界団体「インパラ」が、大手による寡占が進むとして、欧州委に認可しないよう働きかけており、審査が長期化するのは必至とみられる。

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