2012/6/25

欧州ビジネスウオッチ

みずほ、独州立銀のブラジル子会社買収

この記事の要約

みずほコーポレート銀行は20日、独州立銀行ヴェストドイチェ・ランデスバンク(ウェストLB)のブラジル子会社ウェストLB・ド・ブラジルを完全買収することで合意したと発表した。経済成長が見込めるブラジルで現地に進出する日系・ […]

みずほコーポレート銀行は20日、独州立銀行ヴェストドイチェ・ランデスバンク(ウェストLB)のブラジル子会社ウェストLB・ド・ブラジルを完全買収することで合意したと発表した。経済成長が見込めるブラジルで現地に進出する日系・非日系企業をサポートしていく。ウェストLBは今月末で清算されることが決まっており、資産の売却を進めている。

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買収価格は明らかにされていないが、ロイター通信は300億ユーロと報じた。これは簿価を3分の1上回る水準という。ブラジルでは銀行免許を取得することが難しいため、みずほは簿価を大きく上回る額の支払いを余儀なくされたもようだ。ウェストLBド・ブラジルの売却入札には中国建設銀行も参加しており、同行が落札の最有力候補と目されていた。

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ウェストLBは金融危機で公的支援を受けた際に、EUの欧州委員会から事業の大幅整理を義務づけられた。今回の売却は、その一環。

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