EU統計局ユーロスタットは6日、2012年10－12月期の域内総生産（GDP、速報値）統計の詳細を発表した。これによると、3期連続のマイナス成長となったユーロ圏は、内需、外需とも低迷。とくに設備投資が大きく落ち込んだ。（表参照）
\ユーロ圏のGDP実質伸び率は前期比でマイナス0.6％、前年同期比でマイナス0.9％となり、2月発表の速報値と変わらず。EU27カ国ベースの伸び率も速報値と同じ前期比マイナス0.5％、前年同期比マイナス0.6％だった。
\ユーロ圏のGDPを部門別にみると、個人消費は前期比0.4％減、設備投資は同1.1％減となり、下げ幅はそれぞれ前期の0.1％、0.8％から拡大した。外需も不振で、輸出は0.9％減となり、前期の1％増からマイナスに転落した。業種別でも農林水産業を除いて低迷。鉱工業は前期比1.7％減だった。
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