2013/5/13

産業・貿易

銀行口座の利用を容易に、欧州委が法案発表

この記事の要約

欧州委員会は8日、銀行口座の利用を容易にするための法案を発表した。現代では銀行口座が日常生活に欠かせないものにもなっているにもかかわらず、多くの市民が銀行口座を持っていない現状を改善することを目指す。\ 法案では、消費者 […]

欧州委員会は8日、銀行口座の利用を容易にするための法案を発表した。現代では銀行口座が日常生活に欠かせないものにもなっているにもかかわらず、多くの市民が銀行口座を持っていない現状を改善することを目指す。

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法案では、消費者が口座手数料の比較が簡単にできるようにすることや、他の銀行への口座変更も容易かつ迅速にできるようにすること、居住国以外でも銀行口座を開けることなどが明確にされている。

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欧州委のバルニエ委員(域内市場・サービス担当)は、今日の世界では、銀行口座を持たないことは日常生活を困難かつ不経済なものにすると指摘。今回の法案によって、「すべての欧州市民にベーシックな銀行口座へのアクセスを提供して、社会に完全に参加し単一市場のメリットを享受できるようにすることを目指す」と述べた。また、数料の比較が容易になることで銀行のサービスが改善し費用の低下が期待できるほか、金融機関に国境を超えたサービスを提供し、新しい市場に参入するインセンティブを与えることにもなるとの見解を示した。

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