2013/7/1

欧州ビジネスウオッチ

テレフォニカ、アイルランド携帯電話サービス部門を売却

この記事の要約

欧州通信大手のテレフォニカ(スペイン)は6月24日、アイルランドの携帯電話サービス部門「O2アイルランド」を香港のコングロマリット、ハチソン・ワンポアに売却することで合意したと発表した。売却額は7億8,000万ユーロ。\ […]

欧州通信大手のテレフォニカ(スペイン)は6月24日、アイルランドの携帯電話サービス部門「O2アイルランド」を香港のコングロマリット、ハチソン・ワンポアに売却することで合意したと発表した。売却額は7億8,000万ユーロ。

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ハチソンはアイルランドの携帯電話サービス部門「3アイルランド」を通じてO2アイルランドを買収する。O2アイルランドの今後の業績に応じて最大7,000万ユーロを追加で支払うため、買収総額は8億5,000万ユーロまで膨らむ可能性がある。

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アイルランドの携帯電話サービス市場で3アイルランドは4位。2位O2アイルランドの買収によってシェア37.5%に拡大し、最大手のボーダフォンの39.4%に肉薄する。

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ハチソンは欧州携帯電話サービス事業の拡大を推進しており、昨年にフランステレコムのオーストリア子会社「オレンジ・オーストリア」を買収。現在は伊携帯電話サービス会社のハチソン3イタリア(H3G)と伊通信最大手テレコムイタリアとの合併に向けた交渉を行っている。アイルランドでは昨年、携帯電話サービス3位のメテオの買収に乗り出したが、実現しなかった経緯がある。

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テレフォニカはスペイン事業の不振で膨らんだ債務の返済資金を調達するため、O2アイルランドの身売りに踏み切った。

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