2013/7/1

欧州ビジネスウオッチ

ボーダフォン、独CATV最大手にTOB

この記事の要約

携帯電話サービス大手の英ボーダフォンは6月24日、独ケーブルテレビ(CATV)最大手のカーベル・ドイチュラント(KD)に対する株式公開買い付け(TOB)を開始すると発表した。KDには米CATV大手のリバティ・グローバルも […]

携帯電話サービス大手の英ボーダフォンは6月24日、独ケーブルテレビ(CATV)最大手のカーベル・ドイチュラント(KD)に対する株式公開買い付け(TOB)を開始すると発表した。KDには米CATV大手のリバティ・グローバルも買収を提案しているものの、取締役会はボーダフォンによる買収を支持し、TOBを受け入れるよう株主に呼びかけている。ボーダフォンは買収に成功すると、固定網通話とインターネット接続サービス、ケーブルテレビの分野で事業基盤を大幅に拡大。独通信最大手ドイツテレコムに強力な対抗馬となる。

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ボーダフォンはKDを1株当たり87ユーロで買収する。買収総額は77億ユーロとなる。リバティは85ユーロでの買収を提案したと伝えられており、同社が今後、条件を引き上げるかが注目されている。

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