2013/8/26

産業・貿易

欧州委がフェロー諸島への制裁を正式決定、ニシン漁めぐる対立で

この記事の要約

欧州委員会は20日、ニシン漁をめぐるEUとの合意を廃棄したフェロー諸島に対する制裁措置を正式決定した。EUがフェロー諸島の水域で水揚げされたニシン、サバや、それらを使った加工食品の輸入を禁止する。\ 大西洋北東海域のニシ […]

欧州委員会は20日、ニシン漁をめぐるEUとの合意を廃棄したフェロー諸島に対する制裁措置を正式決定した。EUがフェロー諸島の水域で水揚げされたニシン、サバや、それらを使った加工食品の輸入を禁止する。

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大西洋北東海域のニシン漁をめぐっては、EUとフェロー諸島、ロシア、ノルウェー、アイスランドの沿岸国が協議して漁獲枠を設定し、今年末まで同合意を順守することを取り決めていた。しかし、フェロー諸島が自国水域におけるニシンの生息数が増加したことを理由に合意を一方的に破棄し、2013年の漁獲枠を12年比で145%引き上げたため、他の沿岸国が反発。EU加盟国は7月末、フェロー諸島への制裁発動で合意していた。

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制裁措置にはフェロー諸島の水域でニシン、サバ漁を行う漁船がEU内に入港することを禁止(緊急時を除く)することも盛り込まれている。

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フェロー諸島はデンマーク領だが自治領のためEUに加盟していない。

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EUはアイスランドともサバ漁をめぐる同様の問題を抱えており、制裁発動の構えを示している。

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