欧州自動車工業会（ACEA）が16日発表したEU（マルタを除く27カ国）の9月の新車販売（登録）台数は135万6,868台となり、前年同月から9.8％増加した。販売増加は25カ月連続。同月には最大手フォルクスワーゲン（VW）の不正が発覚したが、同問題による影響は十分に反映されなかった。1～9月期は前年同月比8.8％増の1,041万3,675台となった。（表参照）
主要市場はドイツが4.8％、フランスが9.1％、イタリアが17.2％、スペインが22.5％、英国が8.6％の幅で増えた。ACEAは販売増加について、新車販売奨励策や南欧の景気回復が大きいと指摘している。
メーカーで販売が低迷したのは三菱だけ。VWは8.4％増となった。日本勢の上げ幅はトヨタが10.2％、日産が24.5％、マツダが29.4％、スズキが10.4％、ホンダが12％だった。
EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は、前年同月比9.6％増の131万6,881台だった。
