ロシア石油大手ルクオイルは4日、チェコ、スロバキア、ハンガリーの中東欧3カ国のガソリンスタンドを売却すると発表した。管轄当局の許可を経て、年内に売却手続きを完了する見通し。
声明によると、チェコのガソリンスタンド44カ所をハンガリー石油・ガス大手MOLのスロバキア子会社スロブナフストに、ハンガリーのノルム・ベンジンクートにハンガリーの75カ所とスロバキアの19カ所を売却する。ルクオイルは今回の決定について、石油製品販売事業を最適化する戦略の一環だと説明している。
ルクオイルは先月末にウクライナ西部の石油貯蔵施設6カ所とガソリンスタンド240カ所をオーストリアのAMICエナジー・マネジメントに売却することで合意したと発表するなど、中東欧の小売事業のスリム化を進めている。
