高性能ポリマー大手の独TERプラスチックス・ポリマー・グループは8日、ポーランド同業のポリマルキー・パフォーマンス・ポリマーズの株式の過半数を4月1日付けで取得するとともに、社名をTEREZパフォーマンス・ポリマーズに変更したことを明らかにした。
TEREZパフォーマンス・ポリマーズは南東部のロゴジニツァを本拠地とし、エンジニアリング熱可能性樹脂をベースとした高性能ポリマーに強みを持つ。工場は独ゴム・樹脂機械大手クラウスマッファイ・ベルストルフ社製の押出成形ラインを備え、年間生産能力は2万5,000トン。
TERプラスチックス・ポリマー・グループのケーラー社長は今回の買収について、「生産子会社を持つことで顧客の開発パートナーとしての地位を一段と強化できる」と述べるとともに、欧州のポリマー業界で上位5社以内に入るという目標に近づいたとの見方を示した。
