コニカミノルタのルーマニア子会社は、今年の売上高を前年比約30％増の1,800万ユーロと見込んでいる。同社のIgnat社長が現地経済紙『ジアルル・フィナンチアル』に語った。同社はこれに先立ち、銀行最大手のルーマニア商業銀行（BCR）とパートナーシップ契約を締結。同行との契約が、増益をけん引するとみている。
\コニカミノルタは、オフィス用プリンター、コピー機でルーマニア最大手の1社。市場シェアはオフィス用カラー複合機で48％を超え、白黒では約26％となっている。
\BCRとの契約は、同行の国内支店など3,000台以上の多機能レーザープリンターを納入し、保守や点検も請け負う。Ignat社長は「同行向け売上高は仕事量に比例するため、現時点で算定は困難」としているものの、年間で数百万ユーロに達すると見通した。
\ルーマニアのオフィス用プリンター市場は2009年、経済危機の影響で前年比54％減の4,700万ユーロに縮小した。コニカミノルタのルーマニア売上高は同年、前年比約30％減で、市場全体に比べ落ち込みは軽微だった。
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