2010/3/24

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

伊マペイ、ブルガリアで生産開始へ

この記事の要約

イタリアの建築用接着剤大手マペイが、ブルガリアのルセで今年半ばにも生産を開始する。ブルガリアとルーマニアで本格的に事業展開するほか、欧州連合(EU)向けの輸出拡大を狙う。\ マペイは昨年末、ブルガリアのワニス・塗料大手オ […]

イタリアの建築用接着剤大手マペイが、ブルガリアのルセで今年半ばにも生産を開始する。ブルガリアとルーマニアで本格的に事業展開するほか、欧州連合(EU)向けの輸出拡大を狙う。

\

マペイは昨年末、ブルガリアのワニス・塗料大手オルガキムからルセにある同社の工場(敷地面積1万5,000平方メートル)を360万ユーロで買収。同所をセラミックタイル用接着剤および断熱システムの生産拠点とするべく整備を進めている。ルセはドナウ川とルーマニア国境に隣接し、ルーマニアや西欧向けの輸出も容易だ。

\

マペイはこれまで、ブルガリアで代理店を通して営業してきた。オーナー社長であるスクインツィ氏は、現地生産により「短期間で国内業界大手に躍進する」と市場攻略に意欲満々だ。ルセ工場への投資規模はブルガリアとルーマニアの需要次第としている。市場ではマペイがオルガキム本体をも買収するとの観測が浮上しているが、これについて同社は否定している。

\