ロシア議会は17日、生活に必須で最重要と位置付けられる医薬品500品目の価格を統制する「医薬品取り扱い法」の議論を大筋でまとめた。3月末までに最終的な承認を済ませるのは確実な情勢で、4月1日から施行する方針だ。
\ロシア保健省などによると、同省や専門家グループが世界保健機関（WHO）の勧告を参考に500品目を選出。生産者価格と地域間価格差に上限を設けることで、価格高騰を抑制する。これまでに500品目中、349品目の価格が公表されており、インターネットでも公開されている（http://www.minzdravsoc.ru/medicine）。
\また議会では、同法と合わせて、◇医薬品登録料を現行の半額以下となる30万ルーブルに値下げする◇治験の際は被験者に生命保険の加入を義務付ける◇ロシアと医薬品の相互承認で合意している他国での治験結果を、ロシアでも有効とする――などの法改正を行う方向だ。（1RUB＝3.1JPY）
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