ブルガリアの金融監督委員会がこのほど発表した2009年の保険業界統計によると、国内で営業する保険会社の保険料収入は17億レフ（8億6,900万ユーロ）で、前年から6.3％減少した。保険料収入が前年を割り込んだのは6年ぶりで、営業損失も1,100万レフと、前年の470万レフから倍以上に膨らんだ。
\部門別の保険料収入は損害保険が前年比4％減の14億7,000万レフ、生命保険が18％減の2億2,160万レフにそれぞれ後退した。保険会社の業績が振るわなかった理由として22日付け現地紙『ドネヴニク』は、自賠責保険の保険料値上げで契約数が減少したことや、不況による新車販売の低迷を挙げた。
\一方、保険料の支払額は、損保が前年比0.3％増の7億7,500万レフ、生保が1.2％減の9,100万レフだった。また、保険会社の準備金は6.5％増加し12億3,000万レフとなった。（1BGN＝63.8JPY）
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