2010/4/21

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

石油大手ペトロム、風力発電に参入

この記事の要約

ルーマニアの石油最大手ペトロムはこのほど、風力発電市場に参入すると発表した。同国南東部ドブロジャ地方で最大の風力発電デベロッパーMonsson Alma Companyから買収した風力発電プロジェクトWind Power […]

ルーマニアの石油最大手ペトロムはこのほど、風力発電市場に参入すると発表した。同国南東部ドブロジャ地方で最大の風力発電デベロッパーMonsson Alma Companyから買収した風力発電プロジェクトWind Power Park(WPP)に約1億ユーロを投資する。国内の風力発電市場にはすでにチェコのCEZやイタリアのエネルなど欧州の大手電力会社が参入しており、ペトロムは今後これらの企業と競合していくことになる。

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WPPはドブロジャ地方に発電能力45メガワット(MW)の発電所を建設するプロジェクトで、すでに建設用地と建設許可を確保している。発電能力は54MWまで拡大できる。ペトロムは2011年半ばに同発電所を稼働させる計画だ。

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ペトロムが発電事業に投資するのは今回が2度目。昨年発表した大型ガス発電所(860MW)の建設では、発電量の8割を電力会社などに販売することを計画しており、国内電力市場に本格参入する。

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