ロシアの自動車業界団体である欧州ビジネス協会（AEB）が8日発表した5月の新車（乗用車及び小型商用車）販売台数は、前年同月比31％増の15万7,937台となった。3月に開始された新車買い替え奨励策の効果で、4月に続いて前年同月を上回った。1-5月の累計では、前年同期比5％減の61万5,665台だった。
\5月のブランド別販売台数は、国内自動車最大手アフトワズのラーダが前年同月比62％増の4万5,521台で首位。米GMのシボレーが1％増の1万388台、韓国・起亜が63％増の9,689台、仏ルノーが11％増の8,442台、韓国・現代が48％増の6,604台で上位を占めた。
\奨励策は、車齢10年以上、保有暦1年以上の国内製造車を廃車にし、国内で製造された新車を購入する場合に5万ルーブルの割引が受けられるという内容。5月の車種別販売では、上位10車種のうち9車種を国産車が占めた。プーチン首相は今月初め、奨励策の予算を100億ルーブル上積みすると発表している。（1RUB＝2.9JPY）
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