ポーランド中央統計局（GUS）が5月31日に発表した2011年第1四半期のGDP成長率（速報値）は前年同期比4.4％増となった。前期の伸び率4.5％をわずかに下回ったものの、内需が好調で高水準を確保した。季節調整済みGDPは前年同期比で4.3％増、前期比で1％増となった。
\GDPの内訳をみると、国内需要は前年同期比4.5％増。最終消費支出は2.9％、総資本形成は1.6％に上った。総資本形成のうち、在庫品増加は0.9％、総固定資本形成は0.7％だった。一方で純輸出は0.1％縮小した。
\最大の輸出先であるドイツの好景気が追い風となり、輸出も好調だ。第1四半期の輸出高はユーロベースで前年同期比15.5％増、ドイツ向けは16.2％増となった。また、同期の鉱工業生産も9.2％増加した。経済協力開発機構（OECD）は今年のポーランドのGDP成長率について、昨年の3.8％を上回る4％を見込んでいる。
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