サムスン電子は、ポーランド西部のポズナニ工場における冷蔵庫・洗濯機の生産を2013年までに大幅に引き上げる計画だ。欧州家電市場の地盤を強化する狙い。今後4年で1億6,500万米ドルを投資する。
\今年は冷蔵庫77万台、洗濯機70万台を生産する。これを来年にそれぞれ140万台、130万台に、2013年に各150万台に引き上げる計画だ。
\サムスンは2010年に家電大手アミカからポズナニの2工場を7,500万ドルで買収した。同工場への投資に関連し、欧州連合から6,500万ズロチの助成を受けることが決定済み。また、ポーランド政府も800万ズロチの助成実施を検討している。
\ \■白物家電の生産増加
\ \ポーランドでは今年、白物家電の生産が5%強、伸びる見通しだ。生産高は30億ズロチとなり、輸出台数は合計1,550万台に達するとみられている。
\ポーランドではサムスン電子のほか、イタリアのインデシットやドイツのBSHボッシュ・シーメンスが工場を操業している。インデシットは今年、370万台を生産する計画だ。また、レンジフード工場の新設に3,000万ユーロの投資を予定する。
\一方のBSHは昨年の生産台数が300万台に上った。衣類乾燥機の増産に8,000万ユーロを投資することを計画している。(1PLN=29.54JPY)
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